平成25年5月28日に設立された老人福祉施設です。
29名様の地域密着型のユニット型で、全室個室になっており、入居されている方のプライベート空間を配慮した造りとなっています。
しおかぜの中は「あさなぎ」「なぎ」「ゆうなぎ」の3つのユニットに分かれています。
各ユニットには9または10室の居室があり、談話コーナーとキッチンコーナーのある共同生活室を備えています。
全体を和風の優しく温かい木目を生かした基調で仕上げてあります。建物内部にある共同生活室にも吹き抜けの中庭に面した大きな窓を設け、外光が入る明るい空間になっています。館内は全てバリアフリーです。
建物外壁はベージュとアイボリーの2色のタイル貼りで、シンプルで落ち着いた外観に仕上がっています。周囲を植え込みで囲んであるので、数年後には成長した植栽の緑が加わってよりさわやかな建物になる予定です。
デイルームは、普段入居者の方が食事をしたり、団欒する場として造りました。ソファーやテレビを設けているため、ゆっくりと過ごせる場となっております。レクリエーションや外部から音楽療法の先生を招いての音楽療法レクなどを行っております。
ユニットには、ご家族様が面会に来た際にゆっくりと過ごせるよう、談話コーナーを設けております。
食事の準備や配膳を、共同生活室の一角にあるキッチンコーナーで行っています。
オープンキッチンとなっており、ユニットの皆様には盛り付けたばかりの食事を楽しんで頂いております。ご飯もスタッフで炊いているため、ユニットに居ながら家庭的な雰囲気を味わうことができております。
和風の優しい温もりを感じる、木目調の室内に造りました。
全室が陽ざしの差し込む明るい居室になっており、入居者様の体の状態に合わせて調整できる介護用ベッドを備えています。
室内はスペースに余裕があり、ご自身で用意された家具を持ち込むこともできます。
居室の中から続く施設内床は、全く段差や高低差の無いフラットな面になっています。居室入口はスライドドアが広く開閉しますので、車いすでの出入りもスムーズです。
中庭のテラスには、金魚やメダカが泳ぐ睡蓮鉢があります。それを入居者の皆さんで見に行ったり、餌をあげたりと会話を交し合う憩いの場にもなっています。また、プランターでアサガオやミニトマトなどの植物も育てています。入居者の皆さんはトマトが実るのを楽しみにされていて、収穫できると喜んで召し上がっています。
廊下の途中に、中庭を背にベンチを設けています。歩行での移動の途中に一休みしたり、腰掛けて雑談したりできます。
中央は寝たままで入れる特殊浴槽です。お風呂のお湯を毎回取り替えて衛生面を確保しています。
座ったままで入浴できる安全性の高い一般浴槽です。お湯の排水から洗浄・給湯が数分でできます。
多目的室は、朝の全体会議やユニット会議等の小規模な各種会議に使用します。また入居希望者の面談室や理美容室としての機能も備えて実施しています。
面談室は、ケース・相談などと共に、各種会議に使用しております。
看護師は常勤1名で、入居者様の体調管理、服薬管理、ドクターとの調整等を実施しております。